2018年4月20日に発売された、シリーズ待望の新作「ゴッド・オブ・ウォー」。これまでXboxで遊んできたので、ゴッド・オブ・ウォーは初代しか遊んだ事がなく今回ノリで新作を買ってみました。コレが予想以上に面白くて、久々にワクワクした感じで遊べるゲームでした。
コンテンツ
新しく生まれ変わった「ゴッド・オブ・ウォー」
本作はこれまでのシリーズをリセットして、新しく始動させた「ゴッド・オブ・ウォー」です。
「ゴッド・オブ・ウォー3」で物語が終わり、本作は舞台や世界を一新させたゴッド・オブ・ウォーで、過去の作品を遊んだ方もそうでない方も、楽しめる作品に作りあげているそうです。
これまでのゴッド・オブ・ウォーは”戦闘”が、メインのアクションゲームでした。
しかし本作は、「ストーリー」「新たな戦闘」「探索」の、3つの要素を楽しむ事が出来るようになっています。
ストーリー
本作は主人公である「クレイトス」とその息子「アトレウス」を中心に、北欧神話の世界で戦いを繰り広げていく物語となっています。
クレイトスはギリシャの神々へ復讐した過去を捨て、北欧の地にたどり着く。そこでクレイトスは妻を娶り、息子「アトレウス」とは自分の血塗られた過去があり距離を置いていた。
しかし突然死んでしまった妻の「一番高い山の頂から遺灰を撒いてほしい」という遺言を果たす為、北欧神話の神々が司る、ミズガルズの地へ息子のアウトレスと共に旅立つ事になる。
かつてギリシャの神々を殺したクレイトスは、父としての旅を全うする事が出来るのか。危険な旅路の先には、衝撃の真実が父子を待っている。
ストーリーはこんな感じで、ゲームの序盤で見る事が出来ます。過去シリーズでは神々への復讐劇が描かれていましたが、本作は困難な旅を通じて知る事が出来る父と子の「絆」を描いています。
視点が「三人称視点」に変更
過去シリーズでは「見下ろし型」というか、”引いたカメラ”の視点でキャラクターの動きに合わせてカメラが動く事で、プレイヤーが見やすい視点を作り出していました。
しかし本作は「三人称視点」で、肩越しからのカメラで固定されています。
過去シリーズと視点が変わった事により、周囲の的の位置を確認しづらくなっています。
しかし、敵の位置を示す「マーカー」が表示されるので、これにより敵の位置や危険を察知する事が出来ます。
武器は「斧」と「盾」
武器は「リヴァイアサン」という斧で、近接攻撃だけでなく投擲する事も可能。
投擲すると投げた場所に突き刺さり、▲ボタンを押す事で回収する事が出来ます。
斧に加え「盾」が追加されており、ガードする事で敵の攻撃を防ぐ事が可能です。
また斧を収納する事で「素手」での攻撃が可能となり、素手で攻撃すると敵の「スタンゲージ」を溜める事が可能で、このゲージが満タンになると「フィニッシュムーブ」を繰り出す事が出来ます。
基本「リヴァイアサン」を使って戦いますが、素手で殴るのも爽快感あるアクションを楽しむ事が出来ました。
あと「リヴァイアサン」は戦闘以外でも使用目的があり、道中の謎解きでも活躍します。
新しい「戦闘システム」
本作ではクレイトスの他に、息子の「アトレウス」も操作する事が出来ます。
操作と言っても自由に動かせるわけではなく、あくまでも「サポート」的な役割です。
アトレウスの武器は「弓矢」なので、矢を射る支持を■ボタンで行います。
矢のダメージはそこまで高くないですが、敵の注意を引きつける事ができその隙にクレイトスで攻撃するといった方法があります。
そしてクレイトスの操作では、弱攻撃が「R1」、強攻撃が「R2」。
リヴァイアサンを投擲する時は「L2」でエイムして「R2」で投げるので、TPSのような操作感になっています。
探索
本作にはフィールドでの「探索」要素が追加されていますが、探索する事で宝箱などのアイテムを発見する事が出来ます。
発見出来るアイテムは「回復アイテム」や「銀の欠片」に加え、”収集アイテム”もあります。
銀の欠片はアイテムを売買したり、装備の強化などに必要な物となっています。過去シリーズで敵を倒すと出現した「オーブ」の代わりのようなアイテムです。
収集アイテム「落とし物」
これは新たな工芸品セットの「古びた玩具」です。
収集アイテム「イズン」
3個集めると体力の最大値を上げる事が出来るアイテムです。
このアイテムの宝箱には鍵がかかっており、近くに隠された紋章を攻撃する事で開ける事が出来ました。
メニュー
- 武器
- 防具
- スキル
- 地図
- 知識
- 資源
- メインクエスト
- サイドクエスト
- タスク
- 宝の地図
- 工芸品
メニューはどれを開いても見やすかったです。
武器は現状のステータスを確認出来ます。
盾はスキンを変える事が出来ます。
早期購入特典で「鍛冶師の盾」「闇のエルフの盾」「光のエルフの盾」、計3つのシールドスキンが付属してきました。
防具は上半身、腕、下半身の3つ。
装備の強化は、ドワーフである鍛冶師の「ブロック」の店で行う事が出来ます。
地図はこんな感じで、進んでいくと霧がかかっている部分が表示されていきます。
またメインクエストやサブクエストでも、目標がしっかりと表示されているので迷う事なく進む事が出来ました。
スキル
- 近接戦闘スキル
- 遠距離戦闘スキル
- 盾スキル
- レイジスキル
- 弓:魔法戦闘スキル
- 弓:特殊戦闘スキル
スキルツリーになっており、開放出来る種類が豊富です。
スキルは溜めたXPで開放する事が出来ます。
武器・防具のアップグレード
武器と防具は、「ブロックの店」でアップグレードする事が出来ます。
ブロックは道中出会うドワーフ族の鍛冶師で、特定の場所に店を開いています。
ブロックの店で出来る事
- クラフト(防具)
- 武器のアップグレード
- アイテムの売買
武器のアップグレードやクラフトには、「銀の欠片」に加えそれぞれ指定されたアイテムが必要となっています。
武器と防具のアップグレードは、ブロックの店でしか行う事が出来ません。
スクリーンショットを何枚か
プレイ中にスクリーンショットを撮ってみたので、何枚か載せてみます。
クレイトスの家です。妻を火葬した後、遺灰をまく為に息子と旅に出かけるシーンです。
アウトレスが狩りに挑戦するシーン。
クレイトスの指導で見事に狩る事が出来ました。
ゲームの発売前からプレイ動画などで印象的だった敵のトロール。
巨体の割にはそこまで強くなくて、苦戦する事なく倒す事が出来ました。
レイジゲージを溜める事で発動できる「スパルタン・レイジ」。
何回か使ってみましたが暴走して素手で暴れまくるので、爽快感はダントツだと思います。
「隠し部屋」なんかもありました。
破壊したオブジェクトの破片が、クレイトスの体にまとわり付くバグ。
こういうバグなら笑えるのでアリだと思いました。
名前を忘れましたが、めちゃくちゃ強かった敵です。
この敵が本当に強くて何度か倒されてしまい、ゲームオーバーに。
やっとの事で倒すとクレイトスもヘトヘトになっていました。
謎解き要素のギミック。
過去シリーズではクレイトス1人でギミックを解いてきましたが、本作では息子のアウトレスと一緒に謎を解いていきます。
道中で謎の文字を発見。これも何かの謎が隠されているのかもしれません。
人間も敵としてクレイトス達の行く手を阻みます。
自分の命を守る為にアウトレスが初めて人を殺めてしまう。とても感慨深いシーンでした。
こんな感じでまだ2~3時間しかプレイしていないので、この先どんなストーリーや敵が待っているのか楽しみです。
やってみた感想
新生「ゴッド・オブ・ウォー」を数時間プレイしてみましたが、アクション良し!ストーリー良し!で、久しぶりにワクワクしながら遊んでいます。
グラフィックも素晴らしいんですが、一番印象的だったのは「クレイトスが歳を取った」事です。
前作から、かなりの年月が経っているそうなので老いて当たり前ですが、過去シリーズのクレイトスと比較すると勢いがなくなっている感じがしました。
もちろん強いは強いんですが昔のような覇気がなくなっていて、強敵との激闘には息を切らしていました。
あと久しぶりのゴッド・オブ・ウォーなので、難易度はノーマルで遊んでみましたが、何回か死んでしまったのでけっこう難しく感じました。
そんな新生「ゴッド・オブ・ウォー」は過去作と比べると色んな変化がありますが、アクションゲームが好きな方なら楽しめるゲームだと思います。
シリーズファンにはもちろん、まだゴッド・オブ・ウォーを遊んだ事がない方には本当にオススメできるゲームです。