今年の夏は暑さがヤバイ!という事で、今回は納涼の為にホラーゲームをいくつか調べてみました。日本のホラーは薄気味悪い恐怖。海外のホラーはドキッとするような演出ですよね。今回集めたのは海外のホラーゲームばかりですが、どれも日本のホラーゲームに負けないような恐怖を演出しているのでご紹介していきます。
コンテンツ
The Blackout Club
「バイオショック」「ディスオナード」の元開発者たちが贈る、協力型ホラーゲームの『The Blackout Club』。
プレイヤーは一時期”記憶”を失った10代の子どもたちを操作し、記憶を失った事件や失踪した友人を探す為に、小さな町の陰謀の調査をしていきます。
調査を進めると町の下に、犯罪に手を染める大人たちが住む地下世界がある事を知ります。
キャラクターはカスタマイズが可能で、それぞれ使える能力や異なる武器があるそうです。大人たちの犯罪を証明する為に、ドローンやトラップなどを駆使してグループで連携して調査をしていきます。
ミッションクリア後にはレベルを上げる事が可能で、新しいスキルなどを解除する事ができるそうです。
『The Blackout Club』はPS4、Xbox One、PCを対象に、2019年初頭に発売予定となっています。現時点で国内版の発売は不明です。
The Inpatient -闇の病棟-
「Until Dawn – 惨劇の山荘」のスーパーマッシブ・ゲームズが贈る、VR専用ホラー・アドベンチャーの『The Inpatient -闇の病棟- 』。「Until Dawn」の前日譚にあたるゲームです。
プレイヤーは「ブラックウッド療養所」で、記憶を無くした状態で目を覚ました主人公となり、自分自身が一体何者なのか。何故この場所にいるのかを調べる為に、療養所内を探索していきます。
「Until Dawn -惨劇の山荘-」で特徴的だった、”バタフライエフェクト”システムを採用。様々な人物との会話には全て選択肢があり、ストーリーの展開に影響を与えて、異なるエンディングが用意されています。
『PS VR』の圧倒的な臨場感で、スリル、サスペンス、ホラーを体感する事ができます。
『The Inpatient -闇の病棟-』はPS4(国内あり)を対象に配信中です。
Call of Cthulhu
小説「クトゥルフ神話」をベースにした、ホラーRPGの『Call of Cthulhu』。古典的なRPGにインスパイアされたゲームで、探索型RPGとして冷酷な謎を解き明かしていくホラー。
時代は1924年。主人公である探偵のエドワードが、ボストンの海岸から離れた孤島である「ダークウォーター アイランド」にある、ホーキンス一家の館へ調査する為に訪れます。
地元の住民と警察の不審なレポートで、この事件には隠された真実がある事を確信する。エドワードは真相に近づくにつれ、ある陰謀と狂信者に追われコズミックホラー(宇宙的恐怖)の世界に巻き込まれていきます。
プレイヤーは主人公のエドワードとなり、ホーキンス家で起きた謎の死亡事件を調査する為に、島を探索しながらパズルを解き、様々な人物と会話を進めながら事件の真相へと迫っていきます。
一人称視点で特徴的なのは「Sanity」と呼ばれるシステム。これは恐怖症のフォビアを引き起こすもので、主人公が恐怖を感じた場所で発生するそうです。
精神状態を保つゲージが溜まるとフォビアが発生し、ゲームを進めるのが難しくなる為、薬を飲んで落ち着かせる方法があるそうです。
『Call of Cthulhu』はPS4、Xbox One、PCを対象に、2018年10月30日に発売予定となっています。国内版あり。
Moons of Madness
火星を舞台にした、一人称視点のサイコロジカルホラーゲームの「Moons of Madness」。作家であるラヴクラフト氏の作品から影響を受けたSFホラー。
プレイヤーは主人公の「Shane Newehart」となり、火星にある研究ステーションの「Trailblazer Alpha」で活動していく事になります。
研究施設の中や外では超常現象に遭遇し、また主人公は精神疾患を患っており過去を示唆する幻覚に翻弄されていきます。
本作にはラヴクラフト氏の作品で描かれている”狂気性”を再現する『Zone Outs』というシステムがあり、これが幻覚を発生させプレイヤーを苦しめる機能となっているそうです。
プレイヤーは火星で様々な体験をしながら、主人公の病気を解明していく内容となっています。
『Moons of Madness』はPS4、Xbox One、PCを対象に、2018年内に海外で発売予定。現時点で国内版の発売は不明となっています。
Someday You’ll Return
ナラティブ(朗読、語り口)手動で物語が展開していく、一人称視点のサイコロジカルホラーゲームの「Someday You’ll Return」。
プレイヤーは主人公であるダニエルとなり家出をした娘のステラを探しに、決して戻らないと決めた「モラヴィアの森」へと足を運びます。
森の中ではステラが逃げる理由を知っている奇妙な人々と遭遇する。主人公は過去にこの森で何かを犯しており、それが恐怖となってプレイヤーへ襲いかかる。
ホラー要素が強く描かれているそうですが、恐怖は必ずしも怪物や幽霊などではないそうです。
一般的な一人称の行動に加え、薬品の生成やライトにスマートフォンなどがアイテムとして登場するそうです。また昼夜が存在し、更にプレイヤーの行動がエンディングに影響を与える作りとなっているそうです。
『Someday You’ll Return』はPS4、Xbox One、PCを対象に、2019年に海外で発売予定。国内版の発売は不明となっています。
還願 Devotion
台湾のインディースタジオRed Candle Gamesが贈る、一人称視点のサイコロジカルホラーゲームの「還願 Devotion」。
舞台は1980年代のレトロで懐かしい台湾。ストーリーは古びたアパートに住んでいる宗教家の3人を中心に、幸せに満ちた家庭が悪夢のような地獄に変わる物語を描いています。
神に依存しすぎた家には幽霊が住み着いており、狭い環境を3Dで探索していきます。昔の台湾の文化を表現しており、没入感の高いパズルを解き謎に迫っていく。
また台湾の仏道や道教の要素が強く描かれており、日本のホラーとは違った恐怖を演出しています。
現在『還願 Devotion』も発売日や対応機種は不明となっていますが、国内版の発売予定はあるそうです。
S.O.N
ブレア・ウィッチ・プロジェクトをインスパイアした、サイコロジカルホラーゲームの「S.O.N」。
アメリカ・ペンシルベニア州にある「South Of Nowhere」という森に、主人公のロバートが行方不明になった息子のジェイを探す為に訪れるゲームです。
この森では悪夢のような事が頻発し、気味の悪いクリーチャーが時折姿を現す。ここで起きている事は全て現実で、恐ろしい声で「これは夢ではなく地獄だ」と語りかけられる。
プレイヤーは恐怖が支配する森を探索していきますが、ライトなどの照明を所持しておらず、家の灯りや焚き火などの明かりを頼りに探索しなければならないそうです。
とはいえ、公開されたプレイ動画ではライトで家の中を探索しているシーンがあったので、道中の探索で入手できるのかもしれません。
『S.O.N』はPS4(国内版あり)を対象に、2018年のホリデーシーズンに発売予定となっています。
observer
レイヤーズ・オブ・フィアーのBloober Teamが贈る、サイバーパンクホラーの「observer(オブザーバー)」。
疫病が蔓延し紛争で荒廃した世界を舞台に、プレイヤーはニューラル警察の一員としてイカれた人間たちの脳内をハッキングしていくゲームです。
オブザーバーとは主人公の名前で、私立警察内の「オブザーバー・ユニット」に所属し、任務は容疑者の脳内をハッキングして情報を取る事。この世界では人間の感情や思考に、記憶を法廷で証拠として使う事ができます。
2084年大勢の人々が疫病で命を落とし、生き延びた人は紛争で命を落とす。生存者たちは現実逃避する為に、ドラッグやバーチャルリアリティ、神経インプラントに依存する生活を送っています。
ゲームは一人称で移動やオブジェクトを探索したり、銃を撃つなどの動作が可能です。また建物の配線が分かる「EM VISION」や、血痕などの痕跡が分かる「BIO VISION」を使い分けて、事件の現場を調べる事ができるそうです。
近未来でサイバーパンク要素もある『observer(オブザーバー)』は、PC、Xbox Oneにて配信中。
2018年8月16日には、日本語版がPS4で発売予定となっています。
A Plague Tale: Innocence
14世紀のフランスで、黒死病(伝染病:ペスト)とネズミが蔓延する世界を舞台に、15歳の少女アミシアと5歳の弟ヒューゴが旅をするホラー・アドベンチャーの「A Plague Tale: Innocence」。
1349年。ヨーロッパでは黒死病により、人口の3割もの死者が出た。また1337年にはフランスの王位継承問題でイギリスの介入を招いてしまい、百年戦争が勃発してしまいます。戦争によって農地が荒らされてしまったフランスは、国の存在が危機にさらされてしまいます。
両親を黒死病と戦争で失った、主人公のアミシアと弟のヒューゴ。荒廃した村で謎の裁判官から逃げて、他に脱出した孤児たちと火の灯りを使い大量のネズミからも逃げる事になります。
プレイヤーはアミシアをメインで操作し、時には弟のヒューゴを操作する場面も登場し、2人で協力して問題を解決していく流れとなっているそうです。
恐ろしいのは黒死病だけでなく「ネズミ」の存在。数十匹ではなく、3,000匹以上のネズミが画面いっぱい覆い尽くしてくるそうです。このネズミたちは松明やランタンなどで近づくのを防げるそうです。
またネズミ以外にも人間の敵が登場し、スリングショットを使って抵抗する事が可能だそうです。
『A Plague Tale: Innocence』はPS4、Xbox One、PCを対象に、2019年に発売予定となっています。現時点では日本語ローカライズは不明となっています。
The Sinking City
オープンワールドの探索型アドベンチャーの「The Sinking City」。H.P.ラヴクラフトのクトゥルフ神話に影響を受けたゲームで、1920年代のマサチューセッツ州にある架空の都市を舞台としています。
その場所は超自然的な洪水に襲われた場所で狂気に満ちており、都市に住んでいる人たちは謎の力に支配されつつある。そこでプレイヤーは私立探偵となり、この街で何が起こっているのかを探りにいきます。
住人たちの体にはエラが生えてきたり水膨れがあったり、洪水の影響を受けている人がいます。しかし住人たちはこの異変に違和感を持たずに生活しています。
プレイ中はミッションを受ける時に発生する会話が、”選択式”となっており、会話のやりとりによってミッションの難易度に変化が現れるそうです。
そんな謎の街は広大なオープンワールドとなっており、フィールドを探索しながら銃でクリーチャーと戦う事も可能。ホラーと同時にTPSを楽しむ事ができます。
『The Sinking City』はPS4、Xbox One、PCを対象に、2019年3月21日に発売予定となっています。日本語のローカライズも決定しているそうです。
Disease -ディジーズ-
ディースリー・パブリッシャーが贈る、ホラー・アドベンチャー「Disease -ディジーズ-」。
プレイヤーは、精神疾患で幻覚と幻聴で医師免許を剥奪された主人公を操作し、荒れ果てた廃病院で謎を解きながらアイテムを探し、隠された資料を集めてこの病院で何が起こったのかを解明していくゲームです。
現実世界と幻覚世界の2つの世界を行き来しながら物語を進め、謎の猫や今までとは違う幻覚がプレイヤーを襲います。
各ステージには主人公がメモ帳に記したと思われるイラストが散りばめられています。資料はヒントとなっており、プレイヤーの注意力と推理力が攻略の鍵となっています。
本作はマルチエンディングとなっており、とあるアイテムを全て集める事で物語の真相が明らかになります。
『Disease -ディジーズ-』は、Nintendo Switchで配信中となっています。
和風ホラーを探している人へ
和風ホラーを探している人は、スマホゲームで探してみてください。昔は家庭用ゲーム機でもちょいちょい発売されていたんですが、今はほとんどが海外のホラーゲームです。
もちろんPS4、Xbox One、PCでもあるにはあるんですが、スマホゲームでは数が段違いです。
『夢怨』。日本人形と屋敷に住み着いた幽霊が主人公に襲いかかるゲーム。
『3D肝試し~呪われた廃屋~』。一人称視点でリアルな肝試しが体感できるゲーム。肝試しとか夏にピッタリですよね。
あとは『脱出ゲーム:赤い女』とか。実際に起こりそうな、ストーカーの恐怖から脱出するゲーム。昔から赤い服を着ている女って怖いんですよね~。
これらの他にもまだまだあるので、この夏”納涼”したい方は是非チェックしてみてください。
サムネイルの画像だけでも恐怖を体感できますよ。