今回レビューするのは「ラストオブアス」のリマスター版です。お求めやすい価格の「PlayStation Hits」の一発目のラインナップとして、2018年7月26日に発売されました。価格が1,990円(税別)と格安。Amazonでは更に安くなっていました。購入してプレイしてみたので簡単にレビューしていきます。
どんなゲーム?
Naughty Dogが贈る、傑作サバイバルアクションの『ラストオブアス』。
全世界で200以上のゲームアワードを受賞しただけに、前から気になっていたゾンビゲームの1つです。
PS3で発売されたのは2013年6月20日。そしてPS4でリマスター版が発売されたのが、2014年8月21日です。
ラストオブアスはパンデミックで荒廃した世界を舞台に、三人称視点(TPS)でゾンビや人間を倒しながら生き抜いていくサバイバルです。
ゾンビゲームとしてはありがちな設定ですが、全世界での評価が高いだけにかなり期待ができるゲームです。
ストーリー
ラストオブアスの舞台となるのは、正体不明の寄生菌により人類が滅亡の危機に瀕したアメリカ。
寄生菌が爆発的に急増し、人口が激減した事で都市が荒廃した。パンデミックの発生から20年が経った都市は、少しずつ植物に覆われてきている。
街は隔離されており一歩外に出ると、そこには寄生菌に感染した「インフェクテッド(ゾンビ)」たちが蠢いている。
インフェクテッドの形状は様々で進行具合によって変化する。寄生菌に感染したインフェクテッドの目的は、生存者を攻撃して感染を広げる事。
主人公は闇市場での取引を生業とする「ジョエル」と、あるトラブルで引き受ける事になった「エリー」の2人。
2人は様々な方法で困難を乗り越え、絶望的な状況と恐怖の中で徐々に絆を深めていく。
スクリーンショット
荒廃して植物に覆われてきたアメリカ。とても良い雰囲気です。
銃のエイムはこんな感じ。手ブレがけっこうあるので、狙いを定めるのが若干難しくなっています。
「収集品」があるので、やり込む事もできます。
スラム街的な場所。ネズミを焼いて売っていました。
グロさはこんな感じです。そこまで過激ではないです。
工作で回復薬など色んなアイテムを作成できます。
これがけっこう面白いシステムで、耳を澄まして敵の位置を把握する事ができます。
武器はリロード速度や連射速度など、強化する事もできます。
ラストオブアスをプレイしてみて思ったのは単なるゾンビゲームと違い、ゾンビを一体倒すのに苦労する事。
弾薬はめちゃくちゃ少ないし、近接武器にも使用できる限度がある。木材や鉄パイプで何回か殴ると壊れて使えなくなります。
なので、基本はバレないようにステルスで近づいて、後ろから絞め落としたりナイフでキルです。
銃を乱射して倒すのもいいですが、これがまた面白いんですよ。捕まると一撃でゲームオーバーになる、ワンパンなゾンビが数体湧くので緊張感がすごいです。
リマスタードの「追加要素」
- 1080pのフルHDに対応
- DLC「Left Behind -残されたもの-」エリーがジョエルと出会う前の物語を描く内容
- 2つの追加パック(マルチプレイ用マップ8種)
- クリエイティブ・ディレクターと英語版の主演キャストによるコメンタリー
- エリーとライリーの出会いを描くモーションコミック「アメリカンドリーム」第一巻(日本語)
DLCが付いているのが嬉しいですよね。
ストーリーをじっくり楽しみたい人や、対戦もやり込みたいという人にも嬉しい特典です
良かった事
「ラストオブアス」は、ストーリーとアクションのバランスが取れています。
プレイ中に物語に注目しすぎず、またアクションにも偏っていない。
ジョエルとエリーはこの先、一体どうなるんだろうか。捕まると一撃で倒されるゾンビが大量にいる場面をどう切り抜けようか。
しっかりと作り込まれたストーリーと、そこそこ難しいアクションがある。
ラストオブアスが評価されている理由を、自分でプレイして初めて理解する事ができました。
気になった事
ラストオブアスは本当に面白いゲームですが、「バグ」がけっこう多いんですよ。
目立つバグは敵が消えて、さっきまでいなかった場所に急に出現する事。
ステルスで掴んで締め落としたのに、その敵が死んでなくて背後に現れたりするんですよ。
あとはエリーとか仲間のNPCが、めちゃくちゃな動きをする事。見つかるとヤバイ状況なのに、ゾンビの近距離で動くんですよ。まぁバレないんですけどね。
微妙だったのはバグだけで、本当に面白いゲームでした。
まとめ
今回『ラストオブアス』をプレイしてみましたが、間違いない面白さと恐さを体験できるゲームでした。
今までXbox Oneで遊んでいたので、プレイするのが遅くなりましたが本当に面白いゲームです。
ストーリーは濃厚だし、敵との戦闘も単純ではなく戦略を練るので、どちらを取っても楽しめます。
ゾンビゲームやアドベンチャーが好きな人であれば、プレイして絶対に損はないゲームだと思いました。