どうしたクリフB?スタジオ「Boss Key Productions」がわずか4年で閉鎖

久しぶりに衝撃的なニュースが。大好きなギアーズ・オブ・ウォーの生みの親である「クリフ・ブレジンスキー」が立ち上げたスタジオ『Boss Key Productions』が閉鎖されるとの事。このスタジオは対戦FPSの「LawBreakers」で知名度が上がりしたが業績は伸びず、わずか4年で閉鎖となりました。

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クリフBと言えば「ギアーズ・オブ・ウォー」


クリフBと言えばゲーム業界でも有名な人で、「ギアーズ・オブ・ウォー」の生みの親として知られています。

ギアーズの他にはFPSの「Unreal」シリーズに係わっていたそうですが、当時何も知らずに「アンリアル・トーナメント」にハマっていました。


ギアーズ・オブ・ウォー


アンリアル・トーナメント

長年「エピックゲームズ」のリード・デザイナーとして活動してきて、2012年10月に退社。エピックには17歳の時入社したそうです。

そして退社後はビデオゲームの開発から引退する事を発表したそうですが、2014年に今話題となっているスタジオ『Boss Key Productions』を設立したそうです。

「Boss Key Productions」ってどんな会社?

2014年4月30日に設立され、本部はアメリカ、ノースカロライナ州のローリー。

創立者は「クリフ・ブレジンスキー」『Arjan Brussee』(キルゾーンで有名な人)の2人で、従業員数は2017年の時点で65人。

開発タイトルは『LawBreakers』と「Radical Heights」の2本。とちらも売れ行きが悪く、2018年5月14日にTwitterでスタジオの閉鎖を発表

前にTwitterでエピック・ゲームズに”引き抜きはやめろ”と言っていたそうですが、会社がピンチになれば誰でも転職するし、有名なとこから誘われればそこに行きますよね。

ちなみに挙動創立者の『Arjan Brussee』も、エピック・ゲームズに移ったそうですよ。

LawBreakers

対戦FPSとして2017年8月8日に、PS4、PC向けに29.99ドルで発売。パブリッシャーとして「ネクソン」と契約。

平和組織の「Law」と反政府組織「Breakers」が、近未来のサンタモニカやグランドキャニオンで戦うFPS。

展開の速い対戦が楽しめ、プレイヤースキルが高いほどクールな立ち回りが出来る”対戦型FPSのダークソウル”を目指していたそうです。

しかし業績が振るわなかった事から、2018年4月5日にコンテンツ開発の中止が発表されました。爆死と言えるほど売れなかったみたいですね。

販売数が伸びなかったのは「オーバーウォッチ」の発売時期と被ったからとコメントしていました。

Radical Heights

2018年4月10日に、基本プレイ無料の「バトルロイヤルゲーム」としてリリース。

1980年代のTV番組のような、賞金をめぐって戦いが繰り広げられるTPS視点のバトルロワイヤル。

ゲームの流れは一般的なバトルロワイヤルと同じ。

特徴的なのは、お金を貯める事が可能でATMで出し入れして、武器を購入する事ができるという点。

80年代のポップな感じのウケが良かったそうですが、リリースしたのが遅すぎた為、スタジオを救う事ができなかったそうです。

リリースされたばかりの事もあり、「Radical Heights」のサーバーは当面の間運用されるそうです

退社すると「ヒット作」を作れない傾向がある?

クリフBはエピックで「ギアーズ・オブ・ウォー」「Unreal」を開発し、大ヒットを飛ばしましたが退社してからは爆死とも言える感じに。

日本でも似たような傾向が見られるのが、元カプコンの「稲船敬二」さんですよね。

元カプコンと言えば、三上真司さんで「バイオハザード」を世に送り出し、「ディノクライシス」「デビルメイクライ」をプロデュースした人で有名。

2005年にカプコンを退社し、2010年3月1日に「TangoGameworks」を設立。『サイコブレイク』で有名な会社ですね。そしてサイコブレイクは500万本ぐらい売れたのでヒットしたと言えますね。

しかし微妙なのが「稲船敬二」さん。カプコンの頃はロックマン鬼武者に、デッドライジングなどヒット作を作ってきました。

そして2010年11月にカプコンを退所して、に株式会社『comcept』と『intercept』を設立。

株式会社『comcept』は、2016年に発売された「Mighty No. 9」で少し話題となりましたね。しかし売上本数を調べても不明で、そんなに売れていない感じ。

大きな会社を退社するとヒット作が作れなくなる傾向は、世界共通なのかもしれませんね。

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